目を見て話すことの大切さ
子供の目を見て話せていますか。
子供が幼くてまだ意志疎通が簡単にできないような時には、
「○○ちゃん~こっちだよ~」
みたいに、かわいい姿に目を向けてしまうのと同時に目を見て話すことも多いかもしれません。
子供もじっとママやパパの目を見て自然に安心感を得ています。
ですが、
少し大きくなって、子供にも自分の意志が出てきて話し合いもできるようになると、ややこしい話し合いや、一見めんどくさいやり取りに発展することもありますよね。
そのような時にこそ目を見て話せているでしょうか。
自分から子供に向けて話す時に、は、目を見て話すようにしているという人も、逆に子供からの反論がある時こそ、目を反らさずに聞けていますか。
私の両親は、自分の言い分を熱く伝えてくる時には目をぐっと見て伝えてくる人なのに、逆にこちらのいい分を伝えるタイミングにはそっぽを向きながら聞く癖のある人でした。
目を背けるというのは、「あなたの意見は聞きません」という暗のメッセージになってしまいます。
何を考えているのか目で確認できませんので、背けられた方は不安にもなります。
『目は口ほどにものを言う』
※意味=言葉で語るのと同等もしくはそれ以上に相手に気持ちが通じるものだということ
という昔のことわざがある通り、
目をお互い見て話すことは、正確な情報がスムーズに伝わりやく、安心感のある行為だということです。
まだ研究段階かもしれませんが、人の心や性格を見抜くことがあまりできないとされていたAIの世界でも、“目”からその人の性格が読み解ける技術研究が発表されているそうです。
自分が相手に向けて何か伝えようとする時には、熱くなって自然に相手の目を見てしまうのが自然の摂理だと思うのですが、むしろ相手から反論されている時にでも、目を反らさずに聞くことこそが、子供(相手)に安心感を与え、話し合いをスムーズに、誤解なく進める大切なポイントだと私は思っています。
最近ではコロナの影響で、面と向かって会えない祖父母と孫がテレビ電話等画面を通して話すと、会って話したり、電話で話すより、意外に満足できたという話も聞きましたが、必然的にお互い画面を見ることになりますので、表情が確認できることが大きな理由の一つなのかもしれません。
普段仕事などで忙しいママさんやパパさんも、話し合いに発展したような際だけではなくとも、『目を見て話す』という時間は、ほんの僅かな時間になってしまったとしても、深くあたたかい気持ちが伝わる時間になると思います。
触れ合い(抱きしめる)等と平行して『目を見て話す』という時間を大切になさって下さい。
育やかなる親子関係でいられますように☆