あっぷの日記

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“ごく普通の家庭=安心・安全とは限らない” 私自身の実体験をもとに、『親子にとって本当に大切なこと』をメインテーマにお送りするブログです☆

100%子供とのいざこざが無くなる方法  ~全文~

f:id:up-kosodate:20200428143016j:plain100%子供とのいざこざが無くなる方法~


それは自分の中に子供心と親心が両方存在することを認めつつ、使いわけることです。



「いやいやもういい大人だし、経験もあるし、私は大丈夫です!子供心なんてありません!」と思う人もいるかもしれないですね。でも、ある前提で読みすすめてみて下さい。


※ここでいう子供心とは、「わかってほしい!、愛してほしい!察してほしい」という与えられたい心理のことです。

※ここでいう親心とは「わかってやりたい」「愛してやりたい」という与えたい心理のことです。


親になっても大人になっても、心の中に親心と子供心の両方存在していてもいいと思います。
ほとんどの人には存在すると思います。
そんなに想像していたような“大人”にはなれてない人がほとんどなんじゃないでしょうか。


ただ、一つ重要なのは、その子供心と親心が自分の中に両方存在する現実を認めつつ、あなたの子供心は子供と関わり合う中では引っ込んでいてもらわないといけないということ。100%。

要は、子供といざこざ(衝突)してしまうのは、本来引っ込めていなければならないはずの自分の中の子供心が全面に出ている状態です。

子供の心と親側の子供心がぶつかっているんです。

もはや子供同士。
簡単に収集がつくはずがありません。



子供に向けて「こんなに頑張っているのになぜわかってくれないんだ、こんなに愛しているのに…」…そう思ったり伝えたりしていませんか。
感情的になって怒鳴ったり、無視したり、睨みつけたり、泣いたり…していませんか。

それがあなたの中の子供心です。

「子供に私はこんなにつらいんだよということを先にわかってもらいたい」というメッセージを送っているのです。
先に助けてほしいのです自分を。

その心を封印しろということではないです。

ただ、その心は子供にむけるものではなく、あなたと同世代以上の例えば夫(妻)、兄弟・友人・先生・親等に聞いてもらう心ということです。

その際に「なんなのその子供のロのきき方は」とか「なんなのその子供の態度は」とか子供のことを悪く言ってくれてしまう人を求めてはいけません。絶対にいけません。

「疲れているね」「頑張ってるんだね」とねぎらったり応援してくれる人を求めましょう。
自分の中の子供心を受け止めてくれる応援団のような存在です。
その時は子供のように泣いてしまってもかまいません。


そのようにして充電したエネルギーで、子供と向き合える心(親心)に余裕を持たせて下さい。

そして、親心のみで子供に接するのです。

この心の整理の分別がついていない人が多いと思います。


だから、いくら育児書や周りに親なんだから‥と言われても自分の中の感情がぐちゃぐちゃになったまま子供に向かってしまうのです。


この分別ができていれば、親子間でのいざこざは100%起こりません。
少々話し合いが続く問題はあっても、DVや家出、虐待、音信不通等々、親子共々心が疲弊するようないざこざには発展しません。


なぜに100%と言い切れるかというと、子供にとってこれ以上大切な事はないほど大切なことだからです。親子の絆の命と言っても過言ではないと思います。
親子間の問題のすべてに影響することです。


会話が得意な親、苦手な親、明るい親、おっとりした親、親にも色々性格があり、スポーツ中心の家庭、音楽中心の家庭、勉強中心の家庭、芸能中心の家庭…等々様々ですが、どの家庭においても必要不可欠です。

子供が何歳だからとかは関係ありません。永遠にあなたは親で子供は子。その関係が逆転することはなくていい。


自分より子供の方が学歴が上だから賢いとか、健康だからとか、もういい大人だからと…色々な理由をつけて、自分の子供にあなた自身の子供心をぶつけてはいけません。

ここの分別がついていない人もとても多く感じます。


思春期以降の子供とのいざこざ(衝突)が収まり、「今は仲いいです」と笑顔で答える大人の親子がいますが、その収まり方によっては問題をはらんでいる場合があると思います。


荒れ狂う親をみてきて、「僕(私)にとてもつらいんだとわかってほしいんだな。父(母)もつらいんだ」と、子供側が先に歩み寄りをみせて、終焉した場合です。

一見子供が大人に成長してくれたということだという見解を示す人もいるかと思いますが、私は違うと思っています。


荒れ狂う‥泣いてばかり…無視する…等々

どれひとつとっても、全て子供に向けて見せるべきでないとお伝えした“親の中の子供心”ですよね。

子供からすると重たい荷物でしかないのです。
その荷物をもういいや僕(私)が片付けよう!と片付けられるようになると、どういうことが起きだすかというと、

子供が不幸を背負い込むタイプの人間になるのです。

そして、自分に子供ができた時に、今度は子供に自分の子供心をあらわにして、むき出しのままの感情をわからせようとしてしまう傾向が強くなるのです。

この点についてはまた別に取り上げて書きたいと思います。



〈具体的にどのように接することなのか…具体的シーンのイメージ〉

親心とは、「わかリたい」「愛したい」という与えたい心理のことと最初にお伝えしましたが、

具体的には、まず冷静に子供の心の声を「聞く」ことです。

子供とって、いかなる時も受け入れ、応援してくれる存在でいてほしいのです。

そう言うと、間違っていようがいまいが受け入れると言うのですか?それはダメでしょうとか、それは無理です。などの疑問が生じる方が多いと思いますが、その真意がわかっている人といない人では、その受け取り方のニュアンスが違っているのです。

「受け入れる」とは、子供が強く、何度も、態度で訴えている事柄に対して、そういう見解に至った背景(苦しみ、悲しみ、つらさ、モヤモヤ等)をいったん想像して考えるということです。必ずあるのです。


最初は慣れなくて時間がかかっても考える癖をつけましょう。

子供から自分(親)にかなり強く訴えかけてくる事にはほぼ確実に、自分の落ち度が隠れています

ほぽ100%なので、「ないだろう」と考えてみるのではなく、「あるんだ…」と思って間違い探しゲームのように考えて下さい。

何度も言いますが、ほぼ100%です。

今までの思考の癖や、感情先行方の方は、「あぁ…わかっててもできそうにないかも…」
と、思ってしまってしまう方もまだいるかもしれませんが、
なんとなく気付いてきましたか。

今まで通りに戻っても何もいいことは起きません。
ここは“行動を変えれば思考も変わる”の精神で取り組みましょう。

取り組んでいくうちに、自ずと「そういうことだったのか」
と、自分自身が楽になっているのを感じるはずです。

こういう取り組みは子供のためでもなく、自分のためでもなく、親子共々winwinの法則だとも言えるかと思います。
必ず報われます。



Q&`A

Q1
いきなり悪ふざけで頭をたたいてきました。イラっとしましたが、これも受け止めるのですか?

A.これは、悪ふざけとわかっているのでしたら、「それは危ないし、いきなりされた方は嫌な思いするよ」と冷静に伝えましょう。
怒られたらしても、「なるほど…」と子供もわかっているはずです。
子供は理不尽かどうかがわかっています。こういうことを諭されても理不尽ではなく、納得しているはずです。
ここでのお話は、子供にとって理不尽と感じる感覚に至るような話が発展し収集つけられず、いざこざ(衝突)に発展するような場合のことに限定してお話しています。

Q2
実践しようとしたのですが、話をしっかり受け止める前に、怒ってしまいました。どうしたらいいのでしょうか?

A.謝って下さい。「ごめんね。しっかり話聞いてあげられないうちに怒ってしまった…ごめん…」と。きっと心からそう伝えれば、もう一度話してくれるはずです。
ただ、すぐに話してくれなくなった場合、くれぐれも「一度謝ったんだから、早く用件言ってよ!」とはならないようにして下さい。それでは謝ったことにならないですし、心は開きません。
本来“謝る”とは許してもらおうとすることではありません。
親子でも同じです。

Q3.なぜ親だからとこちらばかり歩み寄らないといけないのですか?家族以外の人間関係ではそんなに受け入れてくれる人ばかりではないと思うのですが…。

A.自分の子供もいつか親になるのです。子供に恵まれないにしても、自分より年下の子供のような存在を部下に持ったり、関わり合うことはあります。
そのような時、父・母がしてくれたように、しっかりと受け止めてあげられる強いハートを持つことができるのです。信頼される人材となることができます。
そして、今ある家族以外の人間との関わり合いの中でも、自分を大切に扱ってくれる関係に自ずと恵まれるようになります。
もちろん自分も相手を大切に扱える関係です。
父・母から自分を大切に扱ってもらった経験がその縁を呼ぶのです。
大切に扱ってくれない縁とはうまくいきません。
それほど生涯に渡って影響します。

Q4.頭ではわかるのですが、どうしたわけか体が反応しません。実践しようとすると苦しいのです。
どうしてでしょうか。

A.ご自分では気付いてないかもしれませんが、おそらく過去のトラウマが影響しています。自分の子供の頃のことを思い出してみて下さい。父・母にこのように扱ってもらった経験がないのではないでしょうか。
してもらったことは自然にできますが、してもらってないことは簡単にはできないのです。
親子関係の問題に悩まれるほとんどの方が、おそらく同じような感覚をお持ちだと思います。
ここを乗り越えないとせっかく自分が作った家族まで、過去のせいでつぶしてしまいます。

自分の今までの思考を変えるためにまずやることは、自分から発する言葉に常に意識すること。
「自分には無理」、「自分には難しい」、「自分にはできなくてもいい」、などの自分の口癖に気づいて言わないようにする。
言葉には魂があるので、発する言葉どおりに現実となってしまうからです。言葉を丁寧に扱うことです。言霊は道しるべです。


Q5、タイミングよく話を聞いてもらえる人がいない際、いったん心を落ち着ける方法はありますか?

A.体調が悪くなければとにかく体を動かすことです。一番いいのは早歩き。
座ったまま考え事をするのと早歩きしながら考え事をするのとでは180度感覚が違います。試してみてください。
早歩きができない環境でしたら、その場でぴょんぴょん飛ぶ、踏み台昇降運動等で少し息が上がる程度の運動をしてみて下さい。
一番脳にいい影響を与えてくれます。簡単な気分転換としては一番即効性があります。

Q6、実践できれば幸せになれるのでしょうか。家族を幸せにできるか自信がありません。

A、幸せは神様が振り分けるものでも降ってくるものでもありません。病気や天災は防ぎようのないこともありますが`、幸せとは
一番に心が幸せであることだと思います。
心はしっかり灯っていれば誰にも何にも立ち入ることはできません。
親であるあなたが幸せの旗をたなびかせていればいいのです。
うちの船は幸せ行きです!と。