あっぷの日記

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“ごく普通の家庭=安心・安全とは限らない” 私自身の実体験をもとに、『親子にとって本当に大切なこと』をメインテーマにお送りするブログです☆

「勉強(宿題等)しなさい」を言う前に考えてみてほしいこと

「勉強(宿題等)しなさい」を言う前に考えてみてほしいこと

専門家ではないので、「私ならこう考えてみる…」の観点ですが、
以前家庭教師として色々な家庭におじゃまさせてもらったことがあります。

その時気付いたのは、
親御さんは、
『どうにか成績を上げたい!』

と、必死なのは全員一致なのに、子供一人一人と向き合って見えてくる問題点は全く違うんだなということでした。




勉強しない理由は、いろいろあるけれど、以下のような理由は考えられませんか。



※大きくは、勉強に関して拒絶反応が起きている(①~⑥)か、できる状態にない(⑦~⑨)かどちらか。

〈理由〉

①勉強する習慣がついていない

②学校の授業内容についていけてない

③学校の担任が苦手

④優秀な兄弟や、親、親戚がいる

⑤普段なにげない会話の中で「勉強は得意じゃないけど、絵はほんと上手だねえ」みたいなことを言ってしまっている

⑥成績を見せるたび、少しでも悪ければ説教をされる


⑦塾や習い事がいっぱいで忙し過ぎる

⑧子供本人にとって勉強に集中できる場所が整っていない

⑨友人関係の悩みやいじめ等他に大きく悩まされていることがある

〈改善策〉

①の場合
習慣がつくまでに(人によって期間は様々だと思うけれど)、少しずつ少しずつ本人(子供)にとって簡単だと思えるところから何カ月、何年と時間がかかるものだと認識を改める必要がある

②の場合
つまづいていることに気付いてあげることも大切だし、つまづいたとわかった時点で、それより何学年も前にすでにつまづいていることも多い。
小4からつまづく子は多い。
最近の学習要項は難しめになってきている。

③の場合
担任の先生が好きではなく、一気に勉強にやる気をなくすことはある。子供の話しをしっかり聞いて問題行動のある先生なのかを、親として冷静にみてみることも時には必要かもしれない。
そこを気にしていることを共感してあげるだけで、『それが理由で勉強しなくなるのはもったいないな』と思えるようになると◎

④の場合
身内に優秀と言われる人がいると、少しくらい頑張っても比較される…とハードルが高くなりモチベーションが下がっている可能性がある。
いい方向に「自分も頑張ろう」と思えるには、あまり「あの人はすごいすごい」とは言わない方がいいかもしれない。本人が自然と尊敬できる方がいいと思う。

⑤の場合
親から自然とロから出る言葉ほど影響のあるものはないと思います。
暗に僕(私)は「勉強は得意じゃないんだな」と洗脳されるため、よりやらなくなる。
これに関らず、いい意味でも悪い意味ども「あなたは○○だ」という先入観は与えない方がいいと思う。

⑥勉強が全く楽しくなくなるので、絶対に責めない。
それよりも「小さな努力に気付いているよ」いう良いサインを見せるために話し合う方が◎。

⑦の場合
スケジュールに余裕を持てるように考え直す必要がある


⑧の場合
本人が落ち着けるスペースを作ってあげる
部屋でマイ勉強机に一人ぼっちが落ち着くとは限らない。


⑨本人からは言えない可能性が多いので、それとなくそう言う話は出していいし、何があっても深刻になりすぎず受け止めてあげられるという関係や空気づくりが普段から大事。



細かく考えられる限りを書き出してみましたが、これが全てでもないと思います。
※大切なことは、「将来のためにあなたのために勉強しなさいって言ってるのよ」という親として先立つ焦燥感より、今目の前にある子供の気持ちに“寄り添ってあげたい”って言う純粋な心が子供に伝わることだと思っています。


心あたりありませんか。

子供を叱る前に自分の言動をみつめてみてほしいです。
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